※一なる王戦後からです。
「……ねえ……き…………なさ……」
マリカ:「…この!起きろってば!主人公!」
主人公:「…あ…?」
マリカ:「やっと起きた!」
主人公:「あ、あれ…? マリカ…?」
マリカ:「もう…明日で15になるってのに、まだひとりで起きられないの?」
主人公:「明日で15…? そだっけ?」
マリカ:「自分の誕生日でしょ?」
主人公:「あ~~~…??? ダメだ、まだ頭がボーッとしてる…」
マリカ:「ほら、いいから起きた起きた! 今日は東の丘の見回りに行くんだから!」
主人公:「へ? 見回り…?」
マリカ:「じゃ、支度すんだら広場に集合ね!」
主人公:「あ、ああ…」
—マリカ去る、広場へ—-
シスカ:「あ! 主人公ちゃん! おはよお!」
主人公:「おはよう、シス姉!」
ラジム:「おお! ちょうどおまえの話をしていたところだったんだ!」
ディルク:「主人公がっもう15になるなんて早いものだ、ってな」
ラジム:「いやいや、小さいころはとんでもない悪ガキで、さんざん手を焼かされたが!」
ラジム:「ここ何年かですっかり一人前の顔になってきたじゃないか!」
主人公:「な、何だよ急に! キモチ悪いな!」
ラジム:「はっはっはっはっは! 照れることはない!」
ディルク:「実際、ウデもかなり上がってきてるしな。もう村の守り手を任せられるくらいだ。俺もうかうかしてられないよ」
主人公:「ディルクまでなに言ってんだよ! 恥ずかしいじゃねえか!」
シスカ:「主人公ちゃんがこんんい立派に育ってくれて、お母さん、嬉しいわ!」
主人公:「いや、お母さんじゃねえから」
シスカ:「明日のお誕生日はめいっぱいお祝いしてあげるから! 楽しみにしててね~~~!」
—-
話しかけてみる
・ディルク:「本気で手合わせしたら、俺も危ないかもしれないな!」
・シスカ:「お誕生日のお祝いに、主人公ちゃんの好きなものいっぱい作ってあげるわね!お母さん、腕が鳴るわあ!」
・ラジム:「あの悪ガキがこんなに立派になるとは! わしは嬉しいぞ!」
—-
主人公:「あれ? おまえら…」
ジェイル:「すまない、主人公。待たせたか?」
マリカ:「リウがついさっきまで寝てたの! 主人公より遅いなんて信じらんない!」
リウ :「いや、だからごめんって!」(線刻取れてるー)
ジェイル:「そろったんだから、もういいだろう」
ジェイル:「それより、早く出発しないか? 夕方までには戻りたいからな」
リウ :「東の丘かー。ダルいなー」
マリカ:「今日は普通に見て回るだけよ。散歩みたいなものだって」
マリカ:「主人公もいい? なんかまだシャキッとしてないみたいだけど」
マリカ:「明日はお祝いだから許してあげるけど、今日はちゃんと働いてね!」
主人公:「あ、ああ…わかってる」
ジェイル:「じゃあ、行くか」
リウ :「おーーー!!」
—–
リウ:「あ~~~、終わった終わった!」
主人公:「別になんにも変わりなかったし、ホントに散歩みたいだったな」
マリカ:「いいじゃない。なんにもなくて」
主人公:「まあな」
リウ :「そう言えばジェイル! さっき獲ったラパロ鳥って、明日の?」
ジェイル:「ああ。あとでシスカさんに料理してもらう」
リウ :「やったーーー! 楽しみだなーっと」
マリカ:「なんであんたが楽しみなのよ。自分の誕生日でもないのに」
リウ :「オレは誰の誕生日でも楽しみだよ」
マリカ:「姉さんのごちそうが食べられるから?」
リウ :「いやいや、そんな! 友達の誕生日が楽しみなのはアタリマエじゃねーか!」
マリカ:「そう。じゃ、あんたが食べる分はあたしが作ったげる」
リウ :「殺す気ですか!?」
マリカ:「…リウ君?」
リウ :「ボクはなんにも言ってません! それでは皆さんまた明日!」
—-リウ逃げる
主人公:「あ~あ。逃げるくれえなら言わなきゃいいのに」
マリカ:「…まったく」
ジェイル:「じゃあ、オレはこいつをシスカさんに届けてくる」
マリカ:「あ、あたしも行く! 姉さん、もう仕込み始めてるから手伝わなきゃ」
主人公:「あんまり気合い入れすぎんなよ!」
マリカ:「気にしない気にしない。姉さんもあたしも、好きでやってるんだから」
ジェイル:「主人公、また明日な」
マリカ:「楽しみにしててよ!」
主人公:「おう!」
—-二人去りかける
マリカ:「ねえ、主人公」
主人公:「ん?」
マリカ:「こんな日が、ずっと続けばいいのにね」
主人公:「マリカ…」
—-ホワイトアウト
「……ねえ……き…………なさ……」
マリカ:「…この!起きろってば!主人公!」
主人公:「…あ…?」
マリカ:「やっと起きた!」
主人公:「あ、あれ…? マリカ…?」
マリカ:「もう…明日で15になるってのに、まだひとりで起きられないの?」
主人公:「明日で15…? そだっけ?」
マリカ:「自分の誕生日でしょ?」
主人公:「あ~~~…??? ダメだ、まだ頭がボーッとしてる…」
マリカ:「ほら、いいから起きた起きた! 今日は東の丘の見回りに行くんだから!」
主人公:「へ? 見回り…?」
マリカ:「じゃ、支度すんだら広場に集合ね!」
選択肢:→「あ、ああ…」「………」
—広場へ
シスカ:「あ! 主人公ちゃん! おはよお!」
主人公:「おはよう、シス姉!」
ラジム:「おお! ちょうどおまえの話をしていたところだったんだ!」
ディルク:「主人公がっもう15になるなんて早いものだ、ってな」
ラジム:「いやいや、小さいころはとんでもない悪ガキで、さんざん手を焼かされたが!」
ラジム:「ここ何年かですっかり一人前の顔になってきたじゃないか!」
主人公:「な、何だよ急に! キモチ悪いな!」
ラジム:「はっはっはっはっは! 照れることはない!」
ディルク:「実際、ウデもかなり上がってきてるしな。もう村の守り手を任せられるくらいだ。俺もうかうかしてられないよ」
選択肢:「ディルクまでなに言ってんだよ!」「→あれ…ディルクは…」
シスカ:「主人公ちゃんがこんんい立派に育ってくれて、お母さん、嬉しいわ!」
主人公:「いや、お母さんじゃねえから」
シスカ:「明日のお誕生日はめいっぱいお祝いしてあげるから! 楽しみにしててね~~~!」
—-
リウ :「あ~~~、終わった終わった!」
主人公:「別になんにも変わりなかったし、ホントに散歩みたいだったな」
マリカ:「いいじゃない。なんにもなくて」
主人公:「まあな」
リウ :「そう言えばジェイル! さっき獲ったラパロ鳥って、明日の?」
ジェイル:「ああ。あとでシスカさんに料理してもらう」
リウ :「やったーーー! 楽しみだなーっと」
マリカ:「なんであんたが楽しみなのよ。自分の誕生日でもないのに」
リウ :「オレは誰の誕生日でも楽しみだよ」
マリカ:「姉さんのごちそうが食べられるから?」
リウ :「いやいや、そんな! 友達の誕生日が楽しみなのはアタリマエじゃねーか!」
マリカ:「そう。じゃ、あんたが食べる分はあたしが作ったげる」
リウ :「殺す気ですか!?」
マリカ:「…リウ君?」
リウ :「ボクはなんにも言ってません! それでは皆さんまた明日!」
—リウ逃げる
主人公:「あ~あ。逃げるくれえなら言わなきゃいいのに」
マリカ:「…まったく」
ジェイル:「じゃあ、オレはこいつをシスカさんに届けてくる」
マリカ:「あ、あたしも行く! 姉さん、もう仕込み始めてるから手伝わなきゃ」
主人公:「あんまり気合い入れすぎんなよ!」
マリカ:「気にしない気にしない。姉さんもあたしも、好きでやってるんだから」
ジェイル:「主人公、また明日な」
マリカ:「楽しみにしててよ!」
主人公:「おう!」
マリカ:「ねえ、主人公」
主人公:「ん?」
マリカ:「こんな日が、ずっと続けばいいのにね」
選択肢:「マリカ…」「………」
—-ホワイトアウト
「……ねえ……き…………なさ……」
マリカ:「…この!起きろってば!主人公!」
主人公:「…あ…?」
マリカ:「やっと起きた!」
主人公:「あ、あれ…? マリカ…?」
マリカ:「もう…明日で15になるってのに、まだひとりで起きられないの?」
主人公:「明日で15…? そだっけ?」
マリカ:「自分の誕生日でしょ?」
主人公:「あ~~~…??? ダメだ、まだ頭がボーッとしてる…」
マリカ:「ほら、いいから起きた起きた! 今日は東の丘の見回りに行くんだから!」
主人公:「へ? 見回り…?」
マリカ:「じゃ、支度すんだら広場に集合ね!」
選択肢:→「あ、ああ…」「………」
—広場へ
シスカ:「あ! 主人公ちゃん! おはよお!」
主人公:「おはよう、シス姉!」
ラジム:「おお! ちょうどおまえの話をしていたところだったんだ!」
ディルク:「主人公がっもう15になるなんて早いものだ、ってな」
ラジム:「いやいや、小さいころはとんでもない悪ガキで、さんざん手を焼かされたが!」
ラジム:「ここ何年かですっかり一人前の顔になってきたじゃないか!」
主人公:「な、何だよ急に! キモチ悪いな!」
ラジム:「はっはっはっはっは! 照れることはない!」
ディルク:「実際、ウデもかなり上がってきてるしな。もう村の守り手を任せられるくらいだ。俺もうかうかしてられないよ」
選択肢:「ディルクまでなに言ってんだよ!」「→あれ…ディルクは…」
シスカ:「主人公ちゃんがこんんい立派に育ってくれて、お母さん、嬉しいわ!」
主人公:「いや、お母さんじゃねえから」
シスカ:「明日のお誕生日はめいっぱいお祝いしてあげるから! 楽しみにしててね~~~!」
—-
リウ :「あ~~~、終わった終わった!」
主人公:「別になんにも変わりなかったし、ホントに散歩みたいだったな」
マリカ:「いいじゃない。なんにもなくて」
主人公:「まあな」
リウ :「そう言えばジェイル! さっき獲ったラパロ鳥って、明日の?」
ジェイル:「ああ。あとでシスカさんに料理してもらう」
リウ :「やったーーー! 楽しみだなーっと」
マリカ:「なんであんたが楽しみなのよ。自分の誕生日でもないのに」
リウ :「オレは誰の誕生日でも楽しみだよ」
マリカ:「姉さんのごちそうが食べられるから?」
リウ :「いやいや、そんな! 友達の誕生日が楽しみなのはアタリマエじゃねーか!」
マリカ:「そう。じゃ、あんたが食べる分はあたしが作ったげる」
リウ :「殺す気ですか!?」
マリカ:「…リウ君?」
リウ :「ボクはなんにも言ってません! それでは皆さんまた明日!」
—リウ逃げる
主人公:「あ~あ。逃げるくれえなら言わなきゃいいのに」
マリカ:「…まったく」
ジェイル:「じゃあ、オレはこいつをシスカさんに届けてくる」
マリカ:「あ、あたしも行く! 姉さん、もう仕込み始めてるから手伝わなきゃ」
主人公:「あんまり気合い入れすぎんなよ!」
マリカ:「気にしない気にしない。姉さんもあたしも、好きでやってるんだから」
ジェイル:「主人公、また明日な」
マリカ:「楽しみにしててよ!」
主人公:「おう!」
マリカ:「ねえ、主人公」
主人公:「ん?」
マリカ:「こんな日が、ずっと続けばいいのにね」
選択肢:「マリカ…」「………」
—-ホワイトアウト
「……ねえ……き…………なさ……」
マリカ:「…この!起きろってば!主人公!」
主人公:「…あ…?」
マリカ:「やっと起きた!」
主人公:「あ、あれ…? マリカ…?」
マリカ:「もう…明日で15になるってのに、まだひとりで起きられないの?」
主人公:「明日で15…? そだっけ?」
マリカ:「自分の誕生日でしょ?」
主人公:「あ~~~…??? ダメだ、まだ頭がボーッとしてる…」
マリカ:「ほら、いいから起きた起きた! 今日は東の丘の見回りに行くんだから!」
主人公:「へ? 見回り…?」
マリカ:「じゃ、支度すんだら広場に集合ね!」
主人公:「あ、ああ…」
選択肢:→「………」「…おんなじだ」
主人公:「昨日と…」
—-本拠地へ
主人公:「………静かだな…誰もいねえのか?」
主人公:「…けど、ここだ…。ここが、オレの…」
???:「やっぱりここだったか」
主人公:「おまえら…思い出したのか!?」
マリカ:「もちろん! …って言いたいとこだけど、思い出したのはたった今よ」
リウ :「見回りに行くはずなのにおまえが来ねーから、どこ行ったんだろうって考えてたらさ」
ジェイル:「なぜか、ここが頭に浮かんだ」
マリカ:「で、ここまで来たとたん、全部思い出したってわけ」
主人公:「そっか…オレだけじゃなかったか」
ジェイル:「当たり前だろう」
リウ :「けどオレたち、どうなったんだ? 一なる王と戦ってたはずだよな?」
マリカ:「おかしいよね…」
マリカ:「同じ1日が何度も回ってるし…ディルクまで…いたのに…」
マリカ:「さっきまでちっともヘンだと思わなかった…」
主人公:「…他のみんなもどうしてるんだか…」
ジェイル:「中に誰かいるかもいれない。探してみよう」
主人公:「ああ…そうだな」
—広間へ
リウ :「はあ…誰もいねーなあ…」
マリカ:「あたしたちみたいに同じ1日の中にいて、まだ思い出してないのかな」
マリカ:「それとも…」
ジェイル:「主人公、どうする?」
選択肢:「他の町も探してみよう」「→ここで待ってみよう」
マリカ:「いいの?」
主人公:「ああ。オレたちはここにいるのが一番だ。そんな気がする」
リウ :「まあ、主人公がそう言うなら…」
???:「あーーーーーっっ!!!! いたっ!!」
マリカ:「な、なに!?」
モアナ:「やっぱりねーーーっ!! ここじゃないかって思ったのよ!!」
ホツバ:「ああ、良かった! 兄さんがた! またお会いできやした!!」
主人公:「ホツバのおっさん! モアナ!」
リウ :「ふたりとも、思い出したのか!?」
モアナ:「いやー、思い出したってゆーか、なんてゆーかね!」
ホツバ:「これまでのこと全部忘れて、フツーに暮らしてたんでやすがね」
ホツバ:「どうしてもここに来てえって気がして、いてもたてもいられなくなったんでやすよ」
???:「まあ。奇遇ですね」
マリカ:「エリン! ローガンさんも!!」
エリン:「すごくお久しぶりな気がしますけど、実際には何日くらい経っているんでしょうか」
ローガン:「ずっと同じ1日を繰り返していたからな…」
ローガン:「だが、私たちは思い出すことができた!」
ジェイル:「そうか…オレたちだけじゃないのか!」
エリン:「ええ。他の皆さんもこちらに向かっているみたいですよ」
主人公:「ホントかっ!?」
—-
アスアド :「おお! ティアクライス城だ! 殿下、戻って来ましたよ!」
シャムス :「そうだね。もう、ここがぼくたちの城なんだ。ねえ、マナリル?」
マナリル :「はい…お兄様」
クロデキルド:「記憶は失っていても我が剣が覚えていた! この地にこそ我が使命ありと!」
フレデグンド:「ええ、お姉様! わたしも感じます!」
ニムニ :「ああ、やっぱりここだ! ぼくはここに来たかったんだ! 感動しています!」
ネイラ :「私たちが為すべきことを見失わず、再びここに集うことができたのも、海神ニヌルネダ様のお導きでしょう」
ダイアルフ:「むう! 俺が一番乗りかと思っておったが、これはまた盛大に先を越されたな!」
リュキア :「まあ、さっすがティアクライス団ってとこ?」
サーヴィラ:「今さら何を。そうでなければ私たちが加わる意味はないわ」
ルオ・タウ:「我等も出遅れたか。長はずっと早く戻っているようだ」
レン・リイン:「リウ・シエン…ずっとついて行くって、約束したから」
ヴァズロフ:「おお、これだ!この城の空気! 俺はこれを望んでいたのだ!」
ガシュガル:「以前は忘れたまま道を誤ったが、此度は忘れておってもここへ来た。同じ過ちを犯さずにすんだか…」
ノーヴァ :「ソフィア。おまえは来なくてもいいんだぞ?」
ソフィア :「いいえ。もう逃げたくないの。だから…大丈夫」
ディアドラ:「誰が呼びかけたわけでもないのに、こんなにも…」
主人公 :「…みんな…」
主人公 :「すげえ!! すげえぞっ!!!!」
—-
ゼノア :「ふん…ひとり残らず戻って来たか」
ゼノア :「そろいもそろって、物好きな連中だ」
オルドヴィーク:「我と汝も含めてな」
ゼノア :「ふふふ…ああ、まったくだ」
ゼノア :「いかんな、これは。もしかしたらと期待してしまうじゃないか!」
—
主人公 :「みんな! 戻って来てくれてありがとな!」
ダイアルフ:「なに。我等にとりティアクライス団はそれだけの意味があるということだ」
クロデキルド:「そう…平和で幸福だがただ繰り返すだけの不毛な1日よりよほど、な」
ニムニ :「でも、結局なにがどうなったんでしょうか?」
ニムニ :「しるべの塔に攻め込んだあとのことが、さっぱり思い出せないんですけど…」
リウ :「12番目の世界が来て…一なる王が現れた」
主人公 :「それで…ヤツと戦ってるうちに、なんだかわからなくなって!」
ヴァズロフ:「気がつけば我等全員、同じ1日をひたすら繰り返していた、ということか」
アスアド :「いったいこの世界は何なのでしょう?」
主人公 :「…そうか! これが一なる王の世界なんだ!」
ニムニ :「ええっ!?」
ディアドラ:「そ、そうね…確かに…。この世界は未来があらかじめ完全に決まっている…!」
ヴァズロフ:「おお…!そういうことか!」
アスアド :「同じ時間が繰り返されるだけなら、予定外のことなど何も起きるはずがない…」
クロデキルド:「だが、これでは未来などないのと同じではないか!」
リウ :「未来がないと決まっている世界…それが一なる王の世界の正体なんだ!」
ディアドラ:「ベルフレイドは…本当にこんな世界を望んでいたのかしら…」
ニムニ :「で、でもそれじゃあぼくたちの世界は、もう一なる王の世界に呑み込まれちゃったんですかっ!?」
主人公 :「そんなはずはねえっ!!」
リウ :「主人公?」
主人公 :「一なる王の世界になっちまうのは、オレたちが負けた時だろ!」
主人公 :「オレたちはまだ負けてねえ! 生きてるじゃねえか!!」
主人公 :「それに! オレたちは同じ1日から抜け出した! まだ呑み込まれてねえってことだ!」
主人公 :「終わってねえんだよ! オレたちの戦いはっ!!」
—-書が光る
主人公 :「…あっ!」
リウ :「主人公! 服が…!」
クロデキルド:「リウ殿も! 線刻の書が元どおりに!」
ニムニ :「な、なにがどうなったんでしょう?」
ディアドラ:「元の世界に…戻った?」
アスアド :「えっ!?」
主人公 :「ああ…オレもそんな気がする! 理由はうまく言えねえけど」
ダイアルフ:「うむ…同感だ。先ほどまであった何とも言えぬ違和感が消えておる」
ヴァズロフ:「夢から覚めたような心持ちとも言えるかもしれんな」
リウ :「どっちにしても…まわりの様子が知りてーな」
リウ :「一なる王が現れてから何がどうなったのかわかんねーと、これからどうするか決めらんねえ」
主人公 :「よし、わかった! オレが行って来る!」
リウ :「ええ!? なにも団長のおまえが行かなくても…」
主人公 :「いや、だってオレが早く知りてえんだもん」
リウ :「おまえ、そーゆーとこは変わんねーよな」
ディアドラ:「私もつきあうわ」
主人公 :「そんじゃ、ちょっと行って来る!」
アスアド :「気をつけて下さい!」
ダイアルフ:「もし一なる王めと出会うようなことがあっても、勝手に戦うでないぞ!」
ディアドラ:「私もそれが心配でついていくのよ」
主人公 :「…なんだよー」